制作ガイド

AIで自分で映像を作る?それとも制作チームに依頼する?

最終更新:2026年11月

いまや、どのマーケティングチームもAIで映像を作れます。本当の問題は「AIを使うか」ではなく、問題が起きたときに誰が修正できるかです。

AIは映像制作を速くしますが、納品を難しくすることもあります。この記事では、自分たちで作れば十分な場合と、制作チームに依頼する価値がある場合を整理します。

AIの映像が崩れやすいところ

AIの間違いは、一目で分かる大きなものよりも、「少し違う」という形で現れることが多くあります。

  • キャラクター:特徴がAIのなじみのある形に引き寄せられ、個性が薄れていきます。口のないキャラクターに口が付いたり、四本脚の動物の脚が増減したりします。
  • 製品:AIが特に苦手とする部分です。硬い表面のラインが曖昧になり、ボタンやパッケージの文字が間違い、部品が増減します。
  • 指:人間の手はかなり改善しましたが、人間以外のキャラクターの指は今も間違いやすい部分です。
  • ブランドカラー:AIがブランドカラーを正確に再現することは少なく、通常は後期で調整が必要です。
LATE-35:Late Studioがこの記事のために考案した架空の製品。
LATE-35:Late Studioがこの記事のために考案した架空の製品。
プロンプトは「カメラ上部から俯瞰」とだけ指定。AIは絞りリングを一つ増やし、5.6を5.5や56に変え、シャッターダイヤルの数字も読めない記号にしました。
プロンプトは「カメラ上部から俯瞰」とだけ指定。AIは絞りリングを一つ増やし、5.6を5.5や56に変え、シャッターダイヤルの数字も読めない記号にしました。

社内テストや一度限りの投稿なら、こうした小さな違いは問題にならないかもしれません。しかしブランドにとって、製品の形やマスコットの姿が違っていては公開できません。

AIと3Dにはそれぞれ強みがある

AIが従来の制作に取って代われるかを問うより、それぞれの得意分野を整理することが大切です。

  • AI:アイデアの探索が速く、動きやカメラワークが生き生きと自然。
  • 3D:形状とキャラクターの一貫性が安定し、カメラの精密な制御、クローズアップ、高解像度、質感表現が可能。

Late Studioのハイブリッド制作では、それぞれの得意分野を生かします。

  1. AIで方向性と画面を素早く探索する。
  2. 主要キャラクターとシーンを3Dで作る。
  3. 各ショットのベース画像を3Dで作り、構図、比率、製品の形状を固定する。
  4. AIで動きを生成する。
  5. 従来の後期作業で誤りを修正し、質感とブランドカラーを統一する。

こうして出来上がるのは「AI動画」ではなく、一本のアニメーションです。

自分たちで作れば十分なとき

次のような場合は、社内でAIを使うだけで十分なことが多くあります。

  • AIらしさがはっきり見えても構わない。
  • 時間が非常に限られ、とにかく映像が必要。
  • 社内テスト、提案、コンペ用のムード映像。
  • マスコットや製品のデザインが単純で、AIが理解しやすい。

制作チームに依頼する価値があるとき

  • ブランドイメージと質感が重要で、少しの違いも許容できない。
  • TVC、長期キャンペーン、複数プラットフォームなどで映像を再利用する。
  • マスコットや製品に明確な規定があり、形や細部を変えられない。

長期的に協力するお客様は、キャラクターや製品の3Dアセットを先に用意することで、その後の映像一本あたりの平均費用を抑えられます。

問題が起きたとき、誰が修正するか

チームは、別のAI制作会社に依頼した後、問題を抱えてLate Studioに相談に来たお客様に何度も出会っています。馬の脚の数が安定しない、マスコットの形がどうしても直らない、質感を統一できない。制作会社は当初できると約束していましたが、AI自体では修正できない問題でした。

Late Studioは3Dと後期作業で対応できます。AIでできない部分は3Dで再構築し、後期で一コマずつ修正できます。何度も再生成し、次こそ良くなると期待するだけではありません。

著作権と使用権

  • 制作には商用利用のライセンスがあるツールを使用します。
  • デザインと映像の著作権はお客様に帰属します。
  • マスコットは専門ソフトウェアで仕上げるため、純粋なAI生成ではありません。

自分で作りたいなら、まず学ぶこともできる

自社でAIを使いたいマーケティングチーム向けに、Late StudioはAIワークショップも提供しています。方法を定期的に更新し、AIにできることとできないことを明確に伝えます。実際にAIを試したお客様は、その後の依頼内容が明確になり、協力もスムーズになることが多くあります。

関連作品

まとめ

AIによって映像制作のハードルは下がりましたが、納品の基準は変わっていません。ブランドに必要なのは単なる一本の映像ではなく、すべてのフレームを安心して公開できる映像です。

何を作りたいか、まずは話しませんか

アイデア、用途、ご希望のスケジュールをお聞かせください。最適な進め方とご予算をご提案します。

制作のご相談

商業制作へ戻る